ペットの飼い方について
ペットの飼い方
ペットは飼い主にとって家族の一員であり、心の安らぎや楽しみを与えてくれる大切な存在です。
一方で、マナーを守らない飼い主に対する苦情が多く寄せられているのも事実です。
すべての人がペットに好感を持っているわけではありません。
また、困っていてもその思いを伝えることができていないかもしれません。
みんなが気持ちよく暮らせるよう、飼い主の責任とマナーについて考えてみませんか。
犬
ふんや尿は適切に処理しよう
散歩中のふんの放置が地域の大きな問題になっています。排泄を済ませてから散歩に出かけるのがマナーです。
散歩中に犬がふんや尿をしてしまった場合、ふんについては、必ず自宅へ持ち帰ってください。
水路に流したり、道に埋めたりするのはマナー違反です。
また、尿については、水をかけて流すようにしましょう。時間が経つと見えなくなるため処理を忘れがちですが、臭いが残ります。
外ではリードをつけよう
動物が苦手な人や小さな子供を連れた人は、犬を見るだけで不安です。
普段おとなしい犬でも何かに驚いて他人にかみつくことがあります。
屋外では必ずリード(ひも)でつなぎましょう。
しっかりしつけよう
しつけることで飼い犬は人間社会に受け入れられます。無駄吠えなどで周りに迷惑をかけないようしつけをしなくてはなりません。
毎日家族全員で少しずつ繰り返しましょう。うまくしつけられない場合は、動物愛護センターや動物病院にご相談ください。
猫
室内で飼おう
放し飼いの猫が近隣でふんをする、庭を荒らす、車に傷をつけるといった苦情が多く寄せられています。
また、他の動物と接触することで感染症にかかったりする恐れもあります。
猫は一般的な部屋の広さがあれば十分飼うことができます。猫のためにも地域のためにも室内で飼いましょう。
首輪をつけよう
のら猫に間違われないように、また、迷子になった時のために首輪やマイクロチップなどをつけて、飼い猫であることを明確にしましょう。
不妊・去勢手術をしよう
猫には通常年2~3回の発情期があり、一度の出産で平均5頭(4~8頭)出産します。
子供を産ませる予定がない場合は、不妊・去勢手術をしましょう。
手術には、繁殖期のストレスを軽減したり病気を予防したりするなどのメリットがあります。かかりつけの動物病院に相談しましょう。
飼い主のいない猫にえさを与えないで
飼い主のいない猫にえさを与えると、そこに多くの猫が集まり、ふんやノミなどにより生活環境が悪化するだけでなく、繁殖の原因となり、病気や事故で死んでしまう不幸な猫を増やすことにもつながります。
無責任なえさやりは絶対にしないでください。
その他
ペットは最後まで家族の一員です
犬や猫だけでなく、すべてのペットに尊い命があります。ペットを飼うということは、その命を預かるということです。
最後まで愛情と責任をもって飼いましょう。
万が一、飼い続けることが難しくなった場合は、新しい飼い主を探すことも飼い主の責任です。
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